エコキュート

エコキュート編

普通の給湯器と違うのは、2つの機械に分かれてるってことかな。
それぞれ「ヒートポンプ」と「貯湯タンク」といいます。
「貯湯タンク」ってことはお湯を貯めておくタンクよね。
でも今までの給湯器はこんなのはないけど、エコキュートだけ必要なの?
もっともな疑問だね。設置スペースも必要だしね。
エコキュートは安い深夜電力を使って深夜にお湯を沸かし、タンクに一日分のお湯を蓄えておくことで、給湯の光熱費をすごく低く抑えることができるようになっているんだ。
日中は貯めていたお湯を使うことで、全くお湯を沸かさなくてすむ。※
なるほど〜。使ってない時にお湯を沸かしてしまって、日中はそれを使うのね。
どうりで大きいわけだ。なんでも効率よね〜!
そのための貯湯タンクなんだよ。深夜電力については料金体系のところで説明するよ。
そしてもう一つの「ヒートポンプ」。このエアコン室外機みたいなのでお湯を沸かします。
へえ〜。ここであっためているのね。
そう。しくみを解説すると、まず従来の給湯器との違いをいうと、ガス給湯器ならガスを燃やしてその熱でお湯を沸かす。電気給湯器なら電気でヒーターを熱してお湯を沸かす。
一方ヒートポンプは、冷媒であるCO2を物理的に圧縮して高熱にし、その熱でお湯を沸かす。電気はその圧縮のために使う。
だからガスと違って二酸化炭素CO2が発生しないんだ。
その熱は空気から取り入れるので『空気の熱でお湯を沸かす』なんていわれているね。
ふーん。空気っていま吸ってる空気でしょ。
これでお湯が沸くの?
気体は圧縮すると温度が上がるという性質を利用するんだ。
学校で断熱圧縮って習ったと思うけど…
忘れちゃったわよー (>_<)
昔のことだもの。
まあいいや。 言ってみればちょうど冷蔵庫の逆をやっているわけ。冷蔵庫は膨張熱で冷やしているからね。
そうなんだー。 それにしてもタンク大きいわよねー。
確かに場所が必要だけど、タンクに貯めておくと、その都度沸かすガス給湯器と違って、蛇口やシャワーからすぐ温かいお湯が出るようになるよ。
へえそっか〜。シャワーの最初が冷たいってちょっといやなのよね。
それにタンクに貯めておいたお湯は緊急時に非常用水として使うこともできるんだよ。
なるほど〜それはちょっと魅力ね。できればそんな目に遭いたくないけど…
タンクはもちろん目立たない所に設置するし、大丈夫だよ。
そうよね。
でもエコキュートって高いんじゃないのかしら?
従来の給湯器に比べると高いよ。
でも光熱費には明らかにメリットがあるし、寿命もガス給湯器が5〜7年なのに対して10〜20年とされている。燃焼部分がないから部品の劣化も少ないんだね。
そういう交換コストも含めたら、決して高いものじゃないよ。
そうなのかしらね。
実際どれくらいか知りたいわね。
じゃあ実際の商品を見ていこうか。
商品紹介
![]() コロナ エコキュート 300L |
![]() コロナ エコキュート 370L |
![]() コロナ エコキュート 370L |
![]() コロナ エコキュート 370L |
![]() ダイキン エコキュート 460L |
![]() ダイキン エコキュート 460L |
![]() ダイキン エコキュート 370L |
![]() ダイキン エコキュート 370L |
![]() ダイキン エコキュート 370L |
たくさんあるのねー。
基本的には、従来の給湯器と一緒だよ。
●フルオート
●オート
●給湯専用
がある。
フルオートは、お風呂の準備を全部自動でやってくれるタイプ。
オートは、それを自分でボタン押してお風呂の準備をするタイプ。
給湯専用は、お風呂の湯はりを手動でするタイプ。
それからタンクの大きさは300L/370L/460L/550Lなど、人数に合わせたものを選べる。
他にもタンクがスリム型のものを選べたりする。
その他に、温水式床暖房のための機能が付いている多機能タイプもある。これもガスや石油給湯専用と一緒だね。
うーん。やっぱりいっぱいあって選ぶのたいへんねー
家族構成や生活スタイル、設置状況でだいたい決まってくるから、購入する所で相談すればいいと思うよ。
やっぱりそうかしらね。
もう少し勉強してみようかな〜。