見たいところ全部見せます!太陽光発電システム工事全工程

太陽光発電による買電・売電レポートをお客様よりいただきました!詳細はここをクリック!

某月某日 千葉市緑区あすみが丘Y.K.様邸で、太陽光発電システムの設置工事がありました。

まず、工事に至るまでの流れを簡単にご説明します。

  1. お客様からのお問い合わせ
  2. お客様と第一回お打ち合わせ→光熱費シミュレーションをおこないます
  3. 現地調査をします
    屋根の状態
    • 勾配
    • 周りに影を作る障害物がないか
    • 設置面積
    • 搬入経路等の確認をします
    電気関係
    • 単相3線がきているかどうか
    • 配電盤ブレーカーの空き
    • パワーコンディショナの設置場所
    • 配線を外からどう取り回すか
    立面図などをお借りします。
  4. その後、最適システムの配置図、お見積を提出
  5. 第2回お打ち合わせ、配置決定、ご契約

その後、すぐ工事…というわけにはいきません。工事に入る前に次のことが必要です。

国の補助金申請
規定で工事予定日は申請から休日を除いて15日以降、つまり20日ぐらい先になってしまいます。
申請はお客様自身でも可能ですが、かなり煩雑です。当社はその点申請代行を無料でおこなっております。
東京電力へ電力申請
なるべく工事日からすぐ連係をしてもらいたいのですが、そこは東京電力の都合になります。

そして、いよいよ工事日となります。
太陽光発電システム設置工事は、大きく分けて2つ。

  • 電気工事
  • 設置工事

になります。

設置工事

職人さんが屋根に登ります。

この日は朝まで小雨が降っていたため、けっこうすべるようです。職人さんも事故のないよう集中しています。

屋根上工事の始まりです。

この部分にパネルを設置します。

屋根に架台を取付ける金具を付けます。
水が侵入しないように打ち込んだところはすべてコーキングします。

パネルを載せる架台を取り付けます。

架台にパネルを設置していきます。

パネルの設置が完成しました。

K様宅は、SANYO HIT 210W×20枚。合計4.2kWのシステムです。
発電効率世界一の太陽光パネルです。

電気工事

並行して電気工事も始まっています。

パネルから電線を下に下ろし、

接続箱につなげます。

この時点で電気メーターは通常の買電用のみですので、後で売電用メーターを取り付けられるように設置予定場所に配線をまわしておきます。

室内配線工事

室内では、配電盤の工事をおこなっています。

脱衣所にあるブレーカーの数が足りないので、子ブレーカーを付けます。(200V)

子ブレーカーの横にモニターへ電波を飛ばす送信機を設置します。

パワーコンディショナを取り付けます。

お客様の希望の位置は、脱衣所を出た玄関の壁でした。
あまりブレーカーからはなれなければ、取り付け場所は希望に添うことができます。

すべての配線を終え、試運転をして異状がなければ完成です。
工事はこれで終了し、お引き渡しになります。

朝9時から夕方4時まで、7時間の工事でした。
しかしこれで終わりではありません。

売電メーター取り付け

その後、東京電力さんが売電用メーターを取り付けにきます。
それから2〜3日後、メーターなどの検査にきます。(無理を言えば一日でやってくれることもあるそうですが、普通に申し込むと2〜3日後になります)

連係

それからさらに1〜2週間後、電力連係の日です。
この日、太陽光発電システムと東京電力のシステムが初めてつながります。

東京電力さんの立ち会いのもと、パワーコンディショナの検査をします。

発電を開始します。
東京電力さんがメーター類をチェック、当社がモニターをチェック、そして異状がなければ終了です。

これで「Y.K.発電所」(本当にこう呼ぶんです。)が動き出しました。
お正月を挟んだため、日数はかなりかかりましたが、お客様もこれで一安心、大変喜んでいただけました。

今回のY.K.様宅は、屋根の勾配がそれほど急ではないため、工事も楽でしたが、屋根が急勾配の場合は足場が必要となることもあります。
また、200V単相3線が配電盤に来ていない場合、電柱から新たに単相3線の引き込み工事が必要となります。(東京電力の工事です)

太陽光発電システムの設置を検討する際には、必ず現地調査(お家を見させていただく)と、お家の図面が必要です。

2009年11月から売電価格が倍になり、この価格は申し込み年から10年固定とされていますが、買取価格は毎年下がることになっています。
つまり、今年設置するのと、来年設置するのでは売電価格に差が出てくるということです。

太陽光発電システム自体の値下がりを待つ人もいらっしゃるようですが、補助金も年々下がる傾向にあり、また太陽光発電システム自体も若干のコストダウンは考えられますが、もともとシンプルな機能のためそれほど下がらないだろうと言われています。
実質負担(光熱費)を考えると、早めに設置した方が全体として有利になると思いますので、今ご検討されている方も、設置は早めにしてはいかがでしょう。

K様による買電・売電レポート

太陽光設置以前は、17,490円(使用量1045kW)の電気代を払っていますが、太陽光発電設置後は平均10,780円(使用量平均約678kW)となり、7,810円(367kW)電気代が削減されております
さらに、売電(1kWあたり48円)は月平均13,056円発生しており、差し引きすると東京電力から入ってくる金額の方が多くなっています

また、K様はキッチンをリフォームされたばかりでしたので、IHクッキングヒーターではなくガスコンロを使っていますが、エコキュートにしたことでガス代も毎月7,000円ぐらいかかっていたのが、現在が2,000円弱におさえられ、ここでも光熱費が約5,000円削減されています。

結果として、太陽光設置以前は毎月24,000円ぐらい光熱費(電気代とガス代)を払っていたのが、エコキュートと太陽光発電を導入したことにより、光熱費が0になっただけでなく、多少ういており理想的な状況となっています。


太陽光発電による売電価格は、設置した年の価格で10年間固定されて買い取ってもらえますが、その単価は毎年下がっていきます。
もし太陽光発電を検討されているなら、今が一番良い時期になると言えます。
この流れに乗り遅れないでぜひトクしちゃいましょう!


設置後の電力検針票


設置前の検針票

K様による料金レポート


買電 売電
  使用量 基本料金 昼間料金 朝晩料金 夜間料金 燃料調整費 割引 合計 売電量 売電金額
1月 1,045kWh 1,260 5,288 9,252 4,199 -2,184 -325 17,490    
2月 752kWh 1,260 2,318 6,707 3,488 -1,443 -325 12,001 271kWh 13,008
3月 639kWh 1,260 1,725 5,851 2,980 -1,118 -325 10,373 174kWh 8,352
4月 682kWh 1,260 1,300 6,337 3,319 -1,350 -325 10,542 271kWh 13,008
5月 639kWh 1,260 1,188 6,268 2,989 -1,176 -325 10,204 372kWh 17,856